プリンスエドワード島:Prince Edward Island(PEI)

カナダにはB&B（Bed&Breakfast）と呼ばれるカナダの典型的な宿です。B&Bは毎朝食が付きますが、昼食・夕食のご提供はありません。せっかくプリンスエドワード島へ行くならカナダチックなB&Bに泊まってみませんか？
B&Bは通常のホテルより比較的小規模のもので、古い家屋を改装したり邸宅風の建物が多いのが特徴です。こじんまりとしたB&Bではダイニングキッチンで朝食をお召し上がりいただきます。お部屋の設備はバスルームやトイレ、テレビなど通常のホテルと変わりません。小規模なB&Bは部屋数が3部屋〜5部屋で、オーナーはインキーパー(Inn Keeper)と呼ばれ、朝食の用意やお部屋の掃除なども担当します。親しみやすいオーナーがいるアットホームな雰囲気で過ごしやすい宿が多いのでおすすめです。
B&Bには2ツ星から5ツ星までランクがあり、2ツ星ではバス・トイレが共同といった民宿タイプのものから、5ツ星の快適で広々としたスイートタイプのものまで、ご予算に応じて選べます。 夏のシーズンであれば、安い宿で1泊120ドル前後（税込）、5ツ星になると250～300ドル前後（税込）と幅があります。

小説「赤毛のアン」の舞台のキャベンディッシュは、プリンスエドワード島の北部にあり、セントローレンス湾を臨むのどかな田園風景が続く田舎の小さな村です。小説に登場するアヴォンリー村のモデルになった場所で、ホテルの周辺にはグリーンゲイブルス、キャベンディッシュ合同教会、モンゴメリーの墓地、お化けの森など、赤毛のアンゆかりの史跡が多くあります。ビーチへも徒歩15分程度で、セントローレンス湾に沈む美しい夕日は必見です！レンタルサイクルもありますので遠出もできます。

観光案内所が1ヶ所ありますが、レストランやおみやげショップは少なく、数件しかありません。5月下旬から10月前半くらいまでの営業となります。夜はひっそりとして閑静な田舎になります。 時間を持て余すという方は「アヴォンリービレッジ」へ行ってみましょう。kindred SpiritsやCavendish Breeze Innからは徒歩15分程度です。ここではショッピングやお食事ができます。アンのチョコレート店や赤毛のアンの店などギフトショップやレストラン、COW`Sアイスクリーム店もあります。

［アヴォンリービレッジの営業時間（2020年）］
6月18日～30日　10：00～18：00
7月・8月　　　 10：00～20：00
9月1日～5日　 10：00～18：00

●ショップ
Anne of Green Gables Store（赤毛のアンの店）
6月18日～10月31日　10:00～17:00（日曜休）

●レストラン
COWS Ice Cream(アイスクリーム)
Moo Moo　Grilled Cheese(スモークドビーフ)
Piatto Pizzeria & Enoteca(ピザ・パスタ)
Dave`s Lobster(ロブスターロール)
Samuel`s(コーヒーショップ)
Doughnuts By Design(ドーナッツ)
各店舗より営業時間は異なります。

［見どころ］

プリンスエドワード島は「セントローレンス湾の庭園」と言われるほど「季節の花」が美しい島です。5月初めのメイフラワーから始まり、たんぽぽの黄色いじゅうたん、5月後半～6月初旬には赤毛のアンの小説にも出てくるリンゴの花が咲きます。他にもライラックやルピナス、きんぽうげ、夏のデイジーなどが楽しめます。8月には特産でもあるじゃがいもの白い花が至る所で見られます。ヤナギラン、ひなぎく、レッドクローバーなども咲きます。特にPEIの花にも指定されている薄紫のルピナスが有名で、6月中旬～7月1週目くらいまでが見頃です。また黄葉と紅葉は10月中旬が見頃です。

他にもプリンスエドワード島では「サンセット」・「サンライズ」がおすすめです。山がない平地の島なので基本的にどこからでもご覧いただけますが、シャーロットタウンではハーバーフロントから対岸に朝日が昇るのを楽しめます。またキャベンディッシュでは、ビーチにてセントローレンス湾に沈む美しい夕日が楽しめます。（晴天時）

［オプショナルツアー］
「ダルベイサンセット＆シーフードディナー」ではプリンスエドワード島の北海岸に沈むサンセット鑑賞が含まれます。

［おすすめ観光ポイント］

♦シャーロットタウン歴史美観地区
カナダ建国の会議が行われた歴史的建造物プロビンスハウス（Province House)、ゴシック様式の荘厳なダンスタンスバシリカ教会、100年以上の歴史ある伝統と格式のグレートジョージホテルなど街の中心部やオールドタウンと呼ばれる古い町並みが残るエリアです。

♦ボードウォーク(Board Walk)
シャーロットタウン港のマーケット、ピークスキー（Peaks Quay)からビクトリアパーク(Victoria Park)まで続く海沿いの遊歩道です。約1時間の散歩道としておすすめ。美しい湾の景色を眺めながら心地よい海風を感じてのんびりと歩いてみませんか。

♦ピークスワーフ(Peaks Wharf)
ウォーターフロントのショッピングマーケットです。ヨットハーバーが目の前、「ボードウォーク」の起点でもあります。「COW`S」のブランドショップも入っています。夏の時期のみのオープンとなります。

♦灯台
プリンスエドワード島にはかわいらしい灯台があちこちに点在しています。ガイドブックや絵葉書によく出てくるケープトライオン、ポイントプリムなど。PEIのトレードマークとなっています。

［オプショナルツアー］
かわいらしい灯台を楽しめる「灯台ツアー」がおすすめです。

♦教会
PEIは敬虔なクリスチャンが多く、島のあちこちに教会が見られます。シャーロットタウンのゴシック様式の荘厳なチャペル「ダンスタンスバシリカ教会」や「セントポールズ教会」があります。インディアンリバーの「セントメアリーズカソリック教会」は島で最大の木造建築の教会です。その他、趣のある教会が周囲の環境や自然と相まって美しい景観となっています。

［オプショナルツアー］
「北海岸ハイライト」ではインディアンリバーの「セントメアリーズカソリック教会」がご覧いただけます。

［イベント］

♦The Guild Festival (5月30日～10月30日)
ミュージカル・アンとギルバートが上演されることでも有名なシアターです。その他にも様々なショーが毎日のように上演されています。
2020年アンとギルバートの上演日程はこちら

♦Caveidish Beach Music Festival (7月5日～7月7日)
プリンスエドワード島北海岸のキャベンディッシュビーチで毎年開催されるカントリー音楽フェスティバル。アトランティックカナダ最大の屋外音楽フェスティバルで、今年で11回目を数えます。この期間はキャベンディッシュのすべてのホテルは満室、シャーロットタウンも観光客で混みますので要注意です。
キャベンディッシュビーチミュージックフェスティバルの詳細はこちら

♦PEI International Shellfish Festival (9月19日～9月22日)
プリンスエドワード島は海の幸に恵まれていて、特にオイスター、ムール貝などが世界的に有名です。毎年9月にシャーロットタウンの郊外で開催されるカナダでも最大級のキッチンパーティです。期間中は貝料理のコンペやアクティビティ、ライブ音楽ショーなどで盛り上がります。シャーロットタウンのオフィシャルホテル（ロッドシャーロットタウン・シャーロットタウンイン＆カンファレンスセンター）より無料のシャトルバスが会場まで運行されます。会場へはチケットが必要です。この時期のシャーロットタウンのホテルはだいへん混みます。
PEIシェルフィッシュフェスティバルの詳細はこちら

♦Prince Edward Island Marathon (10月18日～10月20日)
フルマラソンから５Kウォークまで本格派のランナーから子供たちまで老若男女が楽しめるスポーツイベント。プリンスエドワード島の風光明媚な景色を眺めながらあなたも走ってみませんか？フルマラソンはプリンスエドワード島国立公園内のBrackley Beachからスタートしてシャーロットタウンがゴールです。チームリレーや車椅子部門もあります。
プリンスエドワード島マラソンの詳細はこちら

当社でツアーをお申込みの場合、シャーロットタウンの街の中心から近いホテルをご用意しますので、歩いて観光できます。ダウンタウンの中心にある美術館コンフェデレーションセンター（Confederation Centre of the Arts）を起点に、ゴシック様式が見事なダンスタンスバシリカ教会、カナダ建国の会議が行われたプロビンスハウス、格式の高い由緒あるグレートジョージホテル、初期の入植者たちが上陸したファウンダースホール（観光案内所）など、いわゆる歴史美観地区を散策してみてはいかがでしょうか。夏のシーズンには観光用の馬車もあります。（1周約30分で60ドル前後） 特に夏季期間には盛況となるヨットハーバーのショッピングエリアであるピークスワーフ(Peaks Wharf)などすべて徒歩で回れますのでダウンタウンの観光は1日あれば十分です。港のピークスワーフから海岸沿いにビクトリアパーク(Victoria Park)まで続く「Board Walk」は約1時間のお散歩に最適コースでおすすめ。ツアーご参加の方には現地にてシャーロットタウン・ウォーキングマップを差し上げています。

プリンスエドワード島でフリータイム中におすすめするオプショナルツアーはすべて日本語ガイドがご案内します。各ツアーは2名様以上での催行となります。

♦「赤毛のアンツアー」
人気ナンバーワンのツアーです。「赤毛のアン」にまつわる史跡（グリーンゲイブルス、モンゴメリーの生家、銀の森屋敷など）を巡るハイライトツアーです。
【ランチ付 185ドル】

♦「北海岸ハイライト」
北部海岸で風光明媚な場所を選んでご案内します。ニューロンドン灯台や映画のロケにも使用されたダルベイバイザシー(ドラマではホワイトサンドホテルとして登場）、映画「アンを探して」のロケ地コーブヘッド灯台、インディアンリバー教会など。
【ランチ付 160ドル】

♦「南海岸ツアー」
アンが婚約時代を過ごした港町サマーサイドや本土との連絡橋コンフェデレーションブリッジ、ビクトリアの漁村と灯台、アンの衣装を着て記念撮影もできる人形工房へもご案内。【105ドル】

♦「マシュウの馬車と灯台ツアー」
ニューロンドンの風光明媚な灯台とグリーンゲイブルス博物館では輝く湖水から海岸まで「マシュウの馬車」に乗車する人気コースです。
【ピクニックランチ、ダイアナのいちご水付 165ドル】

♦「ファーマーズマーケットと大型スーパー買い物ツアー」
ファーマーズマーケットは一度は行ってみたいけどシャーロットタウンの郊外にあるのでなかなかアクセスできませんでした。そんな希望をクロスロードツアーズがかなえた新コース。アイランダーになった気分で路線バスに乗って行くお買い物ツアー。日本語ガイドが同行しますので安心です。
学術的にはカナダでもレベルの高いプリンスエドワード島大学（UPEI)のキャンパスも見学。最後は地元の人が利用する大型スーパーへも立ち寄ります。 【9,000円】

その他「乗馬ツアー」「ダルベイサンセット＆シーフード」新コースの「テイスティングPEIツアー」「オーウェルコーナー歴史村」「キルト・パッチワーク教室」などがあります。出発前に予めお申込みできます。
上記オプショナルツアー（現地ツアー）は夏期間（5月中旬～10月中旬）のみの催行となります。（赤毛のアンツアーその他一部は通年催行）

オプショナルツアー（現地ツアー）などにご参加の場合は、日本語ガイドがご案内致します。弊社のツアーにご参加される場合は提携している現地旅行社PEI SELECT TOURSには日本人スタッフが数名おります。24時間対応の緊急日本語ホットラインを設置していて滞在中の皆様をケア致します。
また「デルタホテルズ・バイマリオット・プリンスエドワード」のロビー階にはツアーデスクも設置されているのでオプショナルツアーのお申込み、買い物情報、おすすめレストランなどの情報をゲットできます。

シャーロットタウンのダウンタウンにあるコンフェデレーションセンター(Confederation Centre of The Arts)の劇場「Homburg Theater」で毎年夏期限定で「Anne of Greengables -The Musical-」(赤毛のアン・ミュージカル）が上演されます。1965年に初演されて以来、半世紀近く上演され続けていて世界最長ロングラン記録としてギネスにも登録されました。

「Anne of Greengables -The Musical-」(赤毛のアン・ミュージカル）

［チケット］
Tire1 VIP Package 【106ドル】 ／ Tire2 【81ドル】 ／ Tire3 【60ドル】

［公演時間］
イブニングショー：19:30 開演 ／ マチネ(昼公演） :13:30 開演

Tire3はステージに向かって両サイド寄りの端に近い席、Tire2はそれ以外の中央寄りの見やすい席となります。Tire1は中央のVIPシートになります。Tire1～Tire3は前方、後方、中央、左右などある程度のリクエストは可能です。チケットの予約販売のみ。途中休憩をはさみ約3時間の公演です。送迎はございません。大人・子供同額、シャーロットタウン滞在のお客様のみ販売。シャーロットタウン中心部のホテルからは徒歩で行けます。

アンがPEIを訪れてからマシュ―が亡くなるまでのストーリー(小説の1巻）を歌と踊りを交えて演じます。ご希望の場合、お手配致します。

2020年赤毛のアン 上演スケジュールはこちら

シャーロットタウン中心の小劇場「The Guild Theater」では赤毛のアンミュ―ジカルの続編になる「Anne and Gilbert -The Musical-」（アンとギルバート）のミュージカルも開催されますアンの青春時代とギルバートとの恋愛がテーマで、小説の2巻、3巻にあたります。

「Anne and Gilbert -The Musical-」（アンとギルバート）

［チケット］
Premium(Best View） 【80ドル】

［公演時間］
イブニングショー：19:00 開演 ／ マチネ(昼公演） :13:00 開演

途中休憩をはさみ約3時間の公演です。シャーロットタウン中心部のホテルからは徒歩で行けます。チケットの予約販売のみ。送迎はございません。大人・子供同額、シャーロットタウン滞在のお客様のみ販売。規模の劇場なのでステージと客席が近く臨場感があります。ご希望の場合、お手配致します。

2020年アンとギルバート 上演スケジュールはこちら

プリンスエドワード島とあわせて、トロント、モントリオール、ハリファックス、ナイアガラ、カナディアンロッキーなどその他の都市も観光したい場合、ツアーのアレンジは可能な限り承ります。 アレンジした場合も、もちろんツアー同様、現地ガイドや送迎、観光も含めたお手配を致します。また、ご家族やお知り合いが現地にいる場合、現地参加で合流もお手配できます。別途お見積り致しますのでお気軽に当社へご相談ください。

もちろんお手配できます！会場もいくつかあり、豊かな自然に囲まれた素敵な式が挙げられます。

Silver Bush (銀の森屋敷）

赤毛のアンの作者モンゴメリーが実際に結婚式を挙げた「銀の森屋敷」（今のグリーンゲイブルス博物館）の客間でウェディングができます。当時の家具がそのまま保存されていて、まるでタイムスリップしたかのうようなレトロな雰囲気を楽しめます。輝く湖水への馬車ツアー、モンゴメリーの親戚とのお茶会付。

Avonlea Village (アヴォンリーヴィレッジ）

［キャベンディッシュ村の赤毛のアンの舞台｢アヴォンリ―」を再現したテーマパークにてガーデンウェイディングが可能です。馬車に乗ったり、アンに扮したキャストがお出迎えしてくれます。

Kindred Spirits Country Inn (キンドレッドスピリッツカントリーイン）

キャベンディッシュの人気B&Bキンドレッドスピリッツでガーデンウェイディングができます。牧師の資格を持つ宿のオーナーがとりもつ、アットホームな結婚式が挙げられます。挙式後は宿のダイニングルームでオーナー夫妻とともにウェディングケーキとお茶をどうぞ。

「赤毛のアンツアー夏スケジュール」ではグリーゲイブルスの内部に入れます。11月1日以降の「赤毛のアンツアー冬スケジュール」では、外からの見学のみとなります。

［入館料］
大人：7.8ドル ／ シニア（65才以上）：6.55ドル ／ ユース（6～16才）：無料
ファミリー（大人2名を含む7名まで）：１名あたり6.55ドル

パークスカナダのHPもご参照下さい（英語）

グリーンゲイブルスの敷地内には「The Butter Churn Cafe`」があり、テイクアウト用に軽食ランチを販売しています。お天気が良ければグリーンゲイブルス周辺でランチを持参してピクニックなどもおすすめです。Cafe`は6月中旬～10月中旬まで毎日営業。ダイアナのイチゴ水（Raspberry Cordial)はここでゲットできます。

パークコーナーにある「モンゴメリーの生家」は5月20日～10月14日までオープンしています。キャベンディッシュにある「グリーンゲイブルス郵便局」は5月18日～10月13日まで毎日オープン。それ以外はクローズしますのでご注意ください。上記の期間にアンツアー(夏スケジュール）にご参加される場合、外からの見学のみとなります。